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【ダメ犬】
種族:ゴールデンレトリバー 誕生:1998年2月23日 性別:メス 性格:興奮症 好物:竹輪、ミルキー 【ダメ飼い主】 職業:マスコミ 誕生:1971年10月6日 性別:メス 性格:興奮症 趣味:ダイビング 好み:西田敏行 同僚ブログ エキサイト外ブログ お気に入りブログ
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今宵もテツは深夜まで私の帰宅を待ちわびていた。お疲れさん、の意味を込めて、お約束のガムを1本。喜びを噛みしめるように、テツは無心でガムを噛む。そんな姿が愛おしく、「テツありがとねー」と言いながら抱きついて、気付いた。 風呂に入ったばかりだというのに、テツの首の後ろの毛のハリが、ない。まるで何日もシャンプーをしていないように、しょぼんとしている。本来ならば、まだまだ毛が逆立って、フワフワのはずなのに。撫でながら、「そっか、テツも年なんだね」、そう話しかけたら、何だか急に寂しくなって、ちょっとだけ泣けた。 もうすぐ7歳の誕生日を迎えるテツ。これまで病気ひとつしたことがなく、今も怪力は健在で、散歩中に何度も父母が投げ飛ばされそうになっているという。一見、何の変わりもないように見えるが、「老い」は着実にテツに忍び寄っている。 7歳からは高齢犬と呼ばれるというが、その無邪気な顔を見ていると、とてもそうは思えない。7年前、我が家にやってきた、あの腕白5歳児のままなのだ。 「テツー、長生きしろよなー」。涙ぐみながら話しかける私に、テツはほんの少し小首を傾げて真っ直ぐな視線を寄越す。 そっか、テツも分かるんだな…。そう思った瞬間、テツが元気よくソファーから飛び降り、おやつを入れているカゴを目がけて駆け出した。 ん? よく見れば、引き出しが開いたままじゃないか! しまった、さっきガムをあげた時、元に戻すのを忘れていた! テツはギラギラした目で私を一瞥し、引き出しの中のおやつを物色し始めた。なんていうことだ。私の気もしらないで、テツの頭の中は食べることでいっぱいなのだ。 本来ならば、「ダメ!」と言ってあげないところだが、ふと思った…元気に食えるうちに、好きなものを食べさせてやるのも幸せなのかもしれないな、と。いつか、大好きなミルキーを食べられないほど衰えてしまう日が来るだろう。その時、私は痛切に思うに違いない。「もっとテツにミルキーを食わせてやるんだったな」と。 テツは小躍りしながら、ミルキーをくわえてソファーへ戻る。高齢犬とは言わせぬ豪快な噛みっぷりでガリガリとミルキーを食らう。人の気も知らないで。 #
by otamajakusi_gogo
| 2005-02-15 02:56
| Dog
テツの入浴は家族総動員だ。 私と母が浴室でテツを洗う。 先に母が出て、バスタオルなどの用意をしている間、テツの濡れた体を浴室内で拭き、耳掃除をするのが私の役目。 テツを無事送り出したら、今度は浴室内にたまったテツの大量の毛の後始末。 その間に母が乾いたバスタオルでテツを拭いてやり、リビングへ送り出してやる。 テツは何故か小さい頃から、入浴直後、必ずおしっこをする。今夜もまずはトイレに直行。用を足した後、今度は父がトイレの始末をし、さらに乾いたバスタオルでテツを拭く。 そして最後に弟がテツをドライヤーで乾かしてやる。 この一連の作業が実に騒々しい。テツは隙をみて、玄関マットやらクッションやらに耳をこすりつけ、濡れた体を自分で拭こうとする。これをやられると、そこら中が濡れてしまうので、阻止しようと家族でテツを追い掛け回す。そうこうしているうちにテツは大興奮してしまい、暴れて家中、毛が落ちる。 全身の毛が乾き、大好物のミルキーを与えて、ようやくおとなしくなったテツをソファーに座らせ、今度は家族総出で掃除を始める。サイクロンクリーナーのお出ましだ! 今宵も面白いほどに毛が取れる。たまったゴミを見て、家族全員で感嘆の声をもらす。「すげーな。やっぱり、サイクロンやなー」と。 さっぱりとしたテツは、全身の毛が膨らみ、大きなぬいぐるみのような、巨大な毛玉ちゃんのような姿になっている。水泳の後の気だるさ似た疲労感が襲ってきたのだろう、しばらくして、テツがソファーで寝息を立てはじめた。 #
by otamajakusi_gogo
| 2005-02-13 01:31
| Dog
「ありゃー、来たのか、テツ」 たまげた母をよそ目に、テツは浴室前で「入れてくれよ〜」といった様子で座り込む。ガラスの引き戸越しに感じる母の気配に向かって。 テツは風呂が好きだ。10日も経つと、自分で毛繕いすることが頻繁になり、時々、目で訴える。「ちゃぷちゃぷ入りてーよー」と。どうやら、そのテツの信号に敏感なのは、家族で私だけのようだ。今夜もテツは、私だけに分かる信号を送ってきた。 「テツがね、脱衣所前で粘ってたんだよ。引き戸を開けたら、自らすすんでスタスタと入ってきたわけ。私が強引に連れてきた訳じゃないよ」と私。 「仕方ない。よーし、テッちゃん、入ってよーし」と母。 引き戸を開けると、ボアっと湯煙が私とテツを襲う。 一瞬、躊躇した後、テツは慎重な足取りで浴室に入った。 あとはもう、まな板の上の鯉ならぬ、犬である。 日ごろ暴れん坊将軍のテツも、シャワーの間はおとなしい。ゴールデンレトリバー専用シャンプーのいい香りが浴室いっぱいに広がる。 私よりもはるかに高価なシャンプーをテツは愛用している。 #
by otamajakusi_gogo
| 2005-02-13 01:15
| Dog
「テツ、ちゃぷちゃぷ入ろっか。この間、約束したもんね。姉ちゃんが休みの時、一緒にちゃぷちゃぷ入ろうって」 そう語りかけると、ソファーで寝ていたテツがむっくと起き出した。 「やめてくれよ、今日は寒し、疲れてるし」と母。 「しかし、約束は約束だしなー。明日の休みに入れるよか、休み前日の今夜入れた方が私的にはいいなー。ねー、テツ、入りたいよな?」 私と母のやりとりを、テツはじーっと聞き入っている。 「あたしゃ、先に入るよ。テツの風呂は今度ねー」と母が風呂に入った。 すると、テツが巨体を引きずりながら、脱衣所へ移動した。締め切られた引き戸を前に、テツは訴えるようにふて寝している。 「テツー、やっぱ入りたいの?」 試しに脱衣所の引き戸を開けてやる。 テツは、すくっと起き上がり、何の迷いもない様子で脱衣所の中に入っていった。 #
by otamajakusi_gogo
| 2005-02-13 01:02
| Dog
角田光代(かくた・みつよ)著 評価:★★★☆☆ またもや直木賞受賞作品。彼女の「空中庭園」が面白かったので、読んでみた。一言。 くれーーーーっ! なんちゅう暗さ(笑)。友達作りをめぐって、思い悩む2人の女が出てくるのだが、どうも今ひとつ共感できないんだな、これが。これは私に問題があるんだろう、多分。いわゆる「女の子同士の関係」っていうのがキーワードになるんだと思うんだけど、あんまり詳しく書いちゃうと、これから読む人に悪いので、ここまでにしておくね。その「女の子同士の関係」に思い悩む2人の心理描写はよく描かれていると思うのだが…そもそも、この関係が大嫌いな私でして、読んでいて辟易としてくるわけです。 どんな関係だって? --それは、一緒に連れ立って女子トイレに行くような関係だす(笑)。したくもないのに「友達」が行くと言えば一緒に行く関係。断れば、あっけなく崩れてしまう関係のことです。 薄っぺらい人間関係にもかかわらず、「友達」という言葉でごまかして、孤独を受け止めないから、こーなるんじゃないの?と私などは思ってしまうわけで、どーにも理解できない。 なんか、最近の風潮を見てると、しっかり孤独を受け止めてないから、もろいよね。1人でメシ食っているだけで、女子高生とかに「信じらんなーい。私、1人でなんて絶対ご飯食べらんなーい」なんて甘ったるい声で言われてしまうのだけど、私の方が「信じらんなーい」って感じだっつーの(笑)。そうやって、自分や他人をごまかして生きてると、大事なものが見えなくなっちゃうよ、と言ってやりたくなるけれど……どうせ、婆の説教だと言って聞く耳も持たないであろう。 こういうことで「人間関係疲れた」とか言われても…「自業自得じゃない?」としか言ってあげられない冷たい私を再認識させてくれた本でした。つーことで★3つ。 さーて、暗くなった気分を池波正太郎でリセットだ! 次は梅安シリーズでぃ! #
by otamajakusi_gogo
| 2005-02-12 16:45
| Book
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